10月の新しい誕生石に加わった『トルマリン』
10月の誕生石はオパールに新しくトルマリンが加わりました。
トルマリンはスリランカのシンハラ語「混合宝石」を意味するトラマリ二から、このように呼ばれるようになりました。和名では「電気石」と言います。その名の通り、トルマリンの結晶を熱すると電気を帯びる性質を持っています。以前、トルマリンのネックレスやブレスレットを直接肌に着けると血行を良くする。そんなことが言われ、トルマリンのネックレスやブレスレットが流行しました。体温で温められたトルマリンが電気を帯びて血行を促す。トルマリンのこのような性質に基づいてのことでしたが、効き目があったかどうかは。。。個人差があるかもしれませんね。
トルマリンは宝石の中でも、「無い色はない」と言われるほど、たくさんの色を持つ鉱物です。これはトルマリンがいろんな成分や元素が複雑に入り混じった鉱物だからなんですが、そのために他の種類の宝石と間違えられたりしました。
またトルマリンは、一つの石の中でも違う色を見ることが出来ます
以前のブログでも書きましたが、まるで長ネギのようなトルマリン。鉄分やマンガンの含有量の差が部位で変わってくることによって、このような色合いのトルマリンが出来上がります。2色のものはバイカラー、3色を有するものはトリカラーと呼ばれます。
こちらはトルマリン界のプリンス(これはシバタが勝手に呼んでいるだけ。。。。^^)『パライバトルマリン』の指輪です。
パライバトルマリンと聞くと、もっと水色の色合いを思い浮かべられると思いますが、緑色がかった吸い込まれそうそうな色合いのパライバトルマリンです。
パライバトルマリンの輝きは『ネオンブルー』と言われます。このネオンという響きが、私は苦手というか、もっと他に例え方がないものか。そう思ってしまうのですが、やや人工的にも見えてしまうほどの強い輝きを発する石はパライバの右に出る石は無いのかもしれません。