真珠のお話⑤ 真珠のお手入れと、気をつけていただきたいこと
今日のブログの題名をご覧になって、「えー---また真珠かよ」って思われたかもしれませんね。先日には「真珠のお話 最終回」も書いたんですが。。。( ;∀;)
真珠のフェアで「真珠のネックレスを使った後のお手入れってどうするんですか?」このようなご質問を多く頂きました。なのでもう一度、以前のブログに書いた内容に、また少し付け足しをして再掲載いたします。よろしければお付き合いくださいませ。
真珠のネックレスをお着けになった後のお手入れの基本は「珠を拭くこと」です。
ネックレスを外されたら、まずは留め金を留めて輪の状態にします。それからメガネ拭きのような柔らかい布で一珠一珠を、ゴシゴシではなく、クルクルと珠を転がすような感じで拭いていってください。二周りくらい拭いてくださいね。この時、タオルやガーゼのハンカチ等は止めてください。もし柔らかい布が見当たらない時はティッシュペーパーがベストです。たったこれだけですが、こうすることで珠の輝きがたえません。外出先でも簡単に出来ますよね。実は真珠には、人間の歯と同じ硬度がありますから『食べたら磨く』と同じように『着けたら拭く』と覚えていただければ、もっと気楽に日常的にも真珠を使っていただけるんじゃないかなと思います。
そして、拭いた後は必ずケースに輪の状態(留め金を留めた)で保管してください。
保管をされる時には、他のジュエリーと触れ合わないように真珠のケースにセットしてください。
また真珠は「そんなにデリケートな宝石でもありませんよ」と申し上げてもおりますが、やはり気をつけていただきたいことがあります。
要注意の一番は酸性の液体です。
〇酢・ドレッシング・マヨネーズ・柑橘類・柑橘類のジュース
乾杯の時にオレンジジュースをこぼしてしまった。法事の時に食事に付いていたドレッシングの袋を開けるときに失敗した等々。もし、うっかりと真珠にかかってしまったら放置せずに、この場合は速攻で水洗いして柔らかい布で拭き取り良く乾かしてください。(それが出来ない状況であれば、おしぼり等で拭き取ってください)
その他にも
〇漂白剤・食器洗剤
〇化粧品全般・マニキュア・除光液・ヘアスプレー・日焼け止め・歯磨き粉
〇インク・マーカー
〇温泉やプールもダメです
お茶やコーヒーは酸のように溶かす力は弱いのですが、色素で真珠を汚すことがあります。かかってしまった時は、先に述べましたように「速攻で水洗い→柔らかい布で拭く」をしてくださいね。
このように書いていくと「なんやかんやと、やっぱり大変そう」って思われるかもしれませんが、シバタでは安心して真珠をお使いいただくために、真珠をお求め頂く際には専用の真珠クロスと簡単にまとめたお手入れ方法を書いた用紙をお渡ししております。また、もし何かのアクシデントにも丁寧に対応させていただきます。どうぞ、たくさんの場面で真珠を楽しんで!!着けてくださいね。