念珠には珠の数だけの意味があります
お盆が近いせいか。。。この数日はお念珠のお問い合わせが続きました。
シバタでは、やはり本連の念珠をおすすめしております。お念珠は宗派やご家族で、いろんな考え方があります。なので念珠に関しては「これが正解です!」ということを明確に申し上げるのも、正直。。。気が引ける気持ちもあります。でも新しく念珠を誂える時に、念珠の珠の数・珠の一つ一つにも意味があることを頭の片隅に置いていただければなぁと思います。
本連念珠は、主珠108個 四天珠4個 親珠2個 計114珠からなります。下手くそな絵で恐縮ですが、本連念珠の一部の図を書いてみました。
一番大きな珠を親珠と言います。親珠から左右両側の8個目に小さな珠があります。さらにその上の左右の15個目にも小さな珠があります。この小さな珠を四天珠と言います。本連の念珠の片方の房の方だけに、この四天珠が配してあります。
実際の念珠だと、こんな感じです。8個目と15個目の珠が小さいのがわかりますか?
人間の煩悩の数の108個。小さな4つの珠は、観音・弥勒などの4つの菩薩さまを表します。そして親珠が両脇に2つ。これを足した114珠が本連の念珠の数になります。念珠は今でこそ仏事の道具ですが、煩悩が飛び散らないようにと女子の御守りとしての役目がありました。
小さくて見えにくいですが、108個の珠にはひとつひとつの意味があります。何気なく使っている念珠ですが、実はこんな意味を持っているのです。なのでシバタでは『本連の念珠』をオススメしています。
またお念珠の珠の種類やお色、そしてお房のお色や種類。これも調べてみると宗派によって違います。ただ少々大雑把な言い方ですが、冠婚葬祭のマナーが厳しめの東海地方は『白珠・白房』がやはり無難かなと思います
(白い珠の代表格は水晶・真珠・珊瑚です)
各種、取り揃えております。また念珠の房替えや糸替えも承ります。いつでもお申し付けくださいませ。