
ピンクダイヤモンドのお話❸ 品質について
無色透明のダイヤモンドは、よく知られている『ダイヤモンドの4つのC』の4個の要素が組み合わさってダイヤモンドのランクが決まります。
カラット(carat)重量→大きさのことです。カラットは重さの単位です。ちなみに1.00ctは0.2グラム
カラー(color)色の等級 Dから始まるカラーのランクは、D・E・Fクラスは無色。そこからG→H→I→と続く
カット(cut) カット・形状 輝きや煌めきを決めるのがカット。EXCELLENT、Very Goodなど
クラリティ(Clarity)明彩度 ダイヤの中に含まれる内包物の有無 VVS2とかVS1とかで表します。
この4つの要素がダイヤモンドの品質のグレードや評価の基準の目安となります。ご婚約指輪などの鑑定書に詳しく記してありますね。
それでは色のついたダイヤモンドの品質のランク付けは、どう表すのでしょうか。カラーダイヤの場合は色合い。そしてダイヤの明度と彩度で決められていきます。
ちょっと大雑把ですが、
先ず、色合いでは
希少性が最も高いのがピンク系(レッド・パープル・ピンク)
希少性が高いのがブルー系やグリーン系
そしてイエロー系やオレンジ
そして明度と彩度を表すのが
『ファンシービビッド』上質で鮮やかな色合い
↓
『ファンシーインテンス』上質で濃い色合い
↓
『ファンシー』上質な色合い
↓
『ファンシーライト』上質な薄い色合い
↓
『ライト』薄い色合い
↓
『ベリーライト』非常に薄い
↓
『フェイント』弱い色合い
こんな感じのランク付けです。
つまり、
ファンシービビッドのピンクダイヤは超希少で超美しい輝きだよということになります。やはり高値で取引されます。また、なおかつ重さのあるものは資産価値的な意味合いや投資の対象となる。そんな一面も出てきます。
さて、ちょっと話がそれますが、
シバタが一度見てみたいカラーダイヤモンドがあります。ピンクダイヤではありませんが、ティファニーの所蔵するイエローダイヤモンド128.54ct。2022年に銀座のティファニーで特別展示もされました。その時は写真撮影もOKだったとか。なかなか東京までは行けんよなぁと思っていましたが、今では後悔してまする。やっぱり、実物を見る!!宝石は、それに尽きると思います。
ティファニーのイエローダイヤのブローチ。これの実物も見てみたい。。。
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