螺鈿細工のジュエリー特別展示会と実演会のお知らせ
7月30日(金曜日)31日(土曜日)の二日間、シバタに螺鈿細工のジュエリー作家
「早川守彦氏」を招き、螺鈿細工のジュエリーの展示会を開催いたします。
愛知県一宮市在住の早川氏は、名古屋市の宝飾メーカーに勤務。多くのジュエリー製作に携わってきました。
数々のコンクールで受賞し、名古屋造形大学の非常勤講師を務めました。その長年の功績が認められ、現代の名工・卓越技能者に選ばれ、2014年に黄綬褒章を受章。
螺鈿の技法と宝石を組み合わせた作品は高い評価を得ています。
螺鈿細工は、貝殻や真珠層の光沢のある部分・玉虫などを細かく板状に切り取り、漆を塗り重ねていく技法です。奈良の正倉院にも螺鈿を施した鏡や琵琶が納められています。
螺鈿は日本の伝統工芸ですが、手間暇を要する多くの伝統工芸がそうであるように、螺鈿も今では宝飾工芸として僅かな職人が技術を守っているだけとなりました。
今は物は量産され、ファストファッションが主流です。予想以上に続くコロナ禍でこれまでの価値観も大きく変わろうとしています。
そんな今だからこそ、一つの作品を作るのに数か月を要し、恒久の美しさを産み出す技術。その職人の熱意をシバタはご紹介したいと思います。
当日は早川氏の作品を70点展示いたします。また早川氏による螺鈿細工の実演もご覧いただけます。
なかなか見ることのない螺鈿細工を、間近で体感してみませんか?
どうぞ、お気軽にご来店くださいませ。