カラフルなサファイヤの指輪
本日は、シバタがトキメイたジュエリーのご紹介シリーズ(いつの間にかのシリーズ化?)です。
宝石の価値・品質・種類とか、嵌めやすいとか・嵌めにくいとか、お値打ちだとか、そういった感じのことは蚊帳の外に置いて!
「あぁぁ可愛い♡♡」とビビッて思った指輪です(#^.^#)
どちらもカラーサファイヤ(ファンシーカラー・サファイヤと言ったりします)が使ってあります。ピンク系とパープル系、花を思わせるようなデザインです。ビジュアルや言動は無骨なシバタですが、心はオトメ。。。デザインもお色目もラブリーなジュエリーに心トキメキました。
また、2本の指輪の真横の右と左にあしらってある透明の石はダイヤモンドになります。写真で見るだけだと分かりにくいと思いますが、このダイヤモンドは『ローズカット』が施してあります。
ローズカット、この名称もブログ初登場ですね
毎度の。。。専門用語のご説明。
ダイヤモンドのカットで最もメジャーなのはラウンドブリリアントです。ダイヤモンドを58面のファセットにカットしていく、ダイヤモンドを一番輝かせると言われるカットの種類です。お手持ちの真上から見るとまん丸なダイヤモンドは、ほぼラウンドブリリアントカットだと思います。
ダイヤモンドにラウンドブリリアントのカットが施されるようになったのは20世紀に入ってからです。ローズカットのダイヤモンドは1520年に発明されたダイヤモンドのカットの技法です。なのでアンティークのジュエリーによく見られます。ラウンドブリリアントよりファセットが少なく、テーブルとキュレットを持ちません。
テーブル面
キュレット
イラストだとこんな感じの違いです(画像をお借りしました)
ローズカットのダイヤモンドは、ラウンドブリリアントカットのダイアモンドに比べると輝きが鈍い印象になります。でも言い方を変えると「奥ゆかしい感じ」とでも申しましょうか、落ち着いた輝きを放ちます。個性的なジュエリーが好きな人達に、ここ数年じわじわと人気が出てきたように思います。
ちなみに、
世界で初めて、ダイヤモンドを加工したのはインドだと言われています。紀元前からインドではダイヤモンドが採掘され、ダイヤモンドの加工の技術が既にありました。当時はダイヤの表面に面は無く、丸くドーム状に磨かれていました。1700年代にブラジルで鉱山が発見されるまで、ダイヤモンドはインドが唯一の産出国でした。
ダイヤモンドに研磨を施すことに成功したのは中世ヨーロッパです。イタリアルネサンス時代になると、地中海交易が盛んになりインドで採掘されたダイヤモンドがヨーロッパに入っていきます。諸説ありますが、14世紀くらいからヨーロッパでダイヤモンドを研磨するようになってきました。ダイヤモンドは地上で一番固い鉱物なので、暗中模索しながら??であったろうと思われます。ダイアモンドの粉を使ってダイヤの研磨を試みる→ダイヤを八面体(ポイントカット)にする→そのポイントカットの上下を切断してテーブル面を作るカットを生み出す。。。こんな感じで、ダイヤモンドの研磨の技法は発展していったわけです。
あ、、、またクドクドと書いてまった。カラーサファイヤの指輪の紹介から、話も逸れてしまったし。。。(*_*;
本当に見ているだけで優しい気持ちになれる指輪でした