ジュエリーのお手入れ方法　ダイヤモンド編

私だけかもしれませんが、何だか暑いのか・寒いのか。今日は何を着れば快適なのか。ここ数日、ちょっと分からないように感じます。汗ばむ陽気と言われても、首元がスースーするような。。。
今年は春が早く来てしまい、早々に暖房器具もニットも片付けてしまった。首元を縮こめながら「早まったなぁ～。やっぱり竹鼻まつりが済むまでは衣替えもコタツもしまってはアカンかったなぁ」と後悔しております。
洗ったニット類を畳ながら、
『ジュエリーのお手入れって、どうしていらっしゃるのかな』
そんなことを、ふと思いました。例えば、ニットでも「これは自分で洗濯機で洗って、こっちは（ちょっと高かったから）クリーニング屋に持って行って」シバタはこんな感じで衣替えをします。
ジュエリーのクリーニングやお手入れと言われても、洋服ほどは洗いませんよね。ジュエリーをお求めいただいたり、リフォームのお品をお渡しする時に、必ずお客様に「年に数回程はクリーニングにお持ちくださいね」と申し上げますが、お忙しい日々に追われてしまい、それもなかなかねぇぇ。そんな方が多いのではと感じます。
そこで、本日のブログは
「ご自宅で出来るジュエリーのお手入れ」の方法を簡単にご紹介します。明日から５連休の方もいらっしゃると思います。どこへ行っても混んでるし、この際に自宅の片付けとかしようかな。タンスや宝石箱の整理とかしようかな。そう思われていたら、よろしければ参考になさってくださいね。

今日の記事は2020年のステイホームが叫ばれた時に、ご自宅で出来るダイヤモンドの洗い方を紹介しました。その一部抜粋してご紹介します。

①ご用意していただくものは『捨てようと思っている歯ブラシ・中性洗剤・洗面器』です

ダイヤモンドは「親油性」といい、油分が表面につきやすい性質を持っています。「なんか…以前のように私のダイヤが光らなくなった」そう思われる時は、ダイヤの表面の油分の被膜のせいなんです。化粧品や皮脂、お炊事で付いた油分をまず落としましょう。

②歯ブラシに中性洗剤を含ませ、ゴシゴシでは無く！『優しく擦る感じ』で洗ってくださいね。
ダイヤが爪で留めてある場合は、爪の状態によってはダイヤモンドが外れてしまいます。念のため、洗面器を受けておいてください。

③指輪の裏側も、きちんと洗います。
実は、ここに汚れがたまっています。念入りに洗ってくださいね。

④しっかりと水で流しますが、洗面器の中にメレのダイヤが落ちていないかを必ず確認してください。
本当はキッチンペーパーがベストですが、柔らかい布で拭いて終わりです。

ご紹介したダイヤモンドは、なんてたって！この世で一番硬い鉱物。お手入れがラクちんな宝石です。ですからご自宅でも、上に書いたことをご参考にして試してみてください。
また、ダイヤモンドに限りませんが、ジュエリーのお手入れの基本は『使ったら拭く』ことです。タオルとかではなく、柔らかい布（メガネ拭きのような）で優しく・丁寧に拭いていただくことが基本です。
ですから毎回ゴシゴシと歯ブラシで擦り洗いされる必要はなく、ジュエリーを外したら乾拭きする。歯磨きのように食べたら磨くの習慣と同じと思ってください。

ですが！
大切なお洋服はクリーニング屋さんにお出しになるように、年に数回、せめて。。。一回は宝石店にジュエリーのメンテナンスにお越しいただければと強く願います。超音波洗浄機で洗うと、指輪の裏側や隙間の汚れ。歯ブラシだけでは取りにくい汚れもきれい取れます。また石を留める爪の状態や鎖の状態。そういうもののチェックをいたします。石がグラグラしていないか、鎖や糸が切れそうでないか。先に書きました「年に数回はクリーニングにお持ちくださいね」と申し上げるのは、大切なジュエリーをお守りするためでもあるのです。
よく「シバタで買ったのじゃないからさぁ、ヤラシイよ」ってお客様が多いのですが、メンテナンスに遠慮は無用でございます(*^^*)　やっぱりピカピカにジュエリーをお着けいただく。これが宝石屋共通の気持ちだと、シバタは思います。どうぞ、お気軽にお申し付けくださいね。

思いのほか、長くなってしまいました。ブログの題名が宝石のお手入れ方法だったのですが、ダイヤモンド編に変えました。。。。色石とかは、また日を改めて書いていこうかなと思います。