捨てるに捨てられないもの
この辺りは8月がお盆の供養ですが、盂蘭盆ですね。
…という訳で、今日から仏事のお道具のひとつ、お念珠の話をさせていただこうかなぁと思います。
シバタではお念珠をお売りするだけでなく、通し直しやお房のお取り替えも承ります。よく念珠が切れると…不吉なことが起きる。。。なんて言いますが、『め・い・し・ん』ですよね。古くなれば糸が劣化するのは当たり前。熱心にお参りされるから念珠をたくさん使った。。。なにごともポジティブに考えていきたいものです(^_^;)
通し直しをされる時に、お房を新しくされる方も多いです。正絹はどうしても黄ばんできます。気がつけば、白い房がベージュの房になっていませんか?
ちょっと話が変わりますが、お仏壇の整理をしたら念珠がたくさん出てきた。子どもが小さい時にお稚児行列に参加したら念珠を貰った。なんやかやでお念珠がたくさんあるご家庭が多いのではないでしょうか。実は私も、実家の片付けが先日終わったばかりです。仏壇から、引き出しから、たーくさんの念珠が出てきました(◎-◎;)
使わないけれど…こういう仏事のものって、どう処分すれば良いのだろう。不燃物で大丈夫かしら?房だけだって捨てられないし。なんやかや言っても『昭和のにんげん』のわたくし、、、ためらいます。
以前、私に念珠のイロハを丁寧に教えてくれた業者さんがいます。『本連の念珠の意味』『珊瑚や真珠の念珠のこと』『念珠の作法』たくさんのことを教わりました。その時に『念珠の供養のしかた』も聞きました。
京都にある赤山禅院。写真は4年前に写してきたものです。門まで念珠で趣きがあります。この禅院は比叡山延暦寺の塔頭のひとつです。大阿闍梨が年に一度、11月に念珠の供養をしてくれるお寺としても有名です。
供養は11月ですが、受付はいつでも大丈夫。お客様が新しい念珠をお求めいただいて「古いのどうしよう?」とか「房もきちんと処分したい」っておっしゃると、この禅院の話を致します。もちろんシバタが責任を持ってお預かりして、たまってきたら大好きな新幹線に飛び乗って!供養してまいります。
お念珠のことで、何かお困りごとなどありましたら、お気軽にお尋ねくださいね。
ちょっとクイズ
「念珠の珠の数は何個でしょうか?」
答えは明日に(^_^)