名前はトルコですが…
トルコって、聞いて何を思い浮かべられますか?
このブログの読者の淑女の皆さまには誠に恐縮ですが。。。殿方のお好きなお風呂のこと? 伸び〜るアイスクリーム?そしてトルコ石…でしょうか。私の乏しい知識でパッと浮かんだのはこの3つだけでしたが、この中で『本物のトルコ出身』はアイスクリームだけです。お風呂については…ここでは省略致しますが、トルコ石もトルコでは採れません。13世紀ごろ、ペルシャ産のこの石はトルコを経由して地中海に運ばれます。ベニスの商人を通じてフランスに渡った際、トルコ方面から来た石…と言うことでフランス人に『トルコ石』と呼ばれるようになったのです。ちなみにターコイズと言うのは、トルコ石の別の呼び方です。
トルコ石は歴史も長くて、古くから掘りだされた宝石の1つです。なのでメジャーな採掘場は、すでに枯渇していることがほとんどです。今なら、イランやアリゾナ州・シナイ半島(エジプト)で良質のトルコ石が採れます。
昨今ではトルコ石は、宝石と言うよりもアクセサリー的なイメージがあるかもしれません。私が若かりし頃は、サーファーファッションが大流行していました。シルバーの台で作られたトルコ石のブレスレットやイヤリングを、みんながこぞって着けてました。ですが!!歴史が長いってことは、宗教的にも・王家の証としても・儀式にも使われてきたと言うこと。やはり貴石であることに違いありません。調べてみれば、ペルシャの国石であったこと・古代エジプトでは神に捧げる石であった・アパッチ族には神の石であり、家族で代々受け継ぐ石でした。イギリスのアンティークジュエリーにもよく使われています。今でも、良質のトルコ石は希少な宝石なのです。
トルコ石は、不透明であることから加工もしやすく模造品が多く出回っています。それを見分けるのは難しい…。また衝撃にも弱いので取り扱いも要注意です。こう書くと敬遠されそうですが、自分でお買いになるよりも…人から与えられると幸せになれる伝説があります。ぜひとも!!おねだりしてみてくださいね(*^^*)