結婚指輪をお決めになることは、はじめての共同作業かと思います
ご結婚指輪の裏側に、記念日やイニシャルなどを刻印します。
以前の刻印は機械を使い、一文字ごと人の手で指輪の裏に彫っていきました。なので彫れるのは、数字とアルファベットだけ。例えば『1986 6 6 M』私が結婚した当時はこんな感じでした。
最近は、レーザーでの刻印になりました。パソコンで変換出来るもの、例えば漢字・カタカナ。ハートや星のマークなんかもOKになりました。バラエティー豊かになったなぁ~そう感じます。
指輪をお選びになってから、どんな文字を刻印するかを決めて頂きます。あらかじめ決めてある方もいらっしゃいますが、ほとんどはその場で考えられます。お二人であれやこれやと相談されるそのご様子を、拝見している時間が私はとても好きです。ほっこりと…ちょっとハラハラと…。私がお客様の親御さんの年齢と変わらないせいか。。。そんな気持ちで、お二人が決められるのを楽しく待ちます。
結婚式でのケーキ入刀が、「はじめての共同作業で~す」と司会者が叫んでいたりしますが、私はこれが「はじめての共同作業」だと思っています。お二人で決めて作られる指輪。指輪と一緒に、その時の記憶も、かけがえのないものになるようなお手伝いがしたいです。