リフォームして、小さなダイヤが残った時にオススメの方法があります
リフォームしたら、小さなダイヤが残ることがあります。写真を見てください。
こうしたリフォームを承ったお客様から、よく頂く質問があります。
「古い枠に残っているダイヤは、どうするの? そのままにしておくの?もったいないから使いたいけど」
今までの石が入っていた古い枠は、プラチナや18金の金属のグラム数をきちんとお測りして、当日のその金属の相場でシバタでお買い取りをさせて頂きます。では枠に残っている小さなダイヤモンドは、どうすればよいのでしょうか?
そこで!!
① 残っているダイヤのお話
② そのダイヤの活用法
③ ②以外の方法
今日はこんな感じで、枠に残っているダイヤモンドのことを書いていこうと思います。
①残っているダイヤのお話
リフォームした後の指輪は、だいたいこんな感じです。ちょっと乱暴な言い方ですが『もぬけの殻』って感じですね。ですけど、ご覧のようにダイヤモンドがたくさん残っています。センターの石を取り巻くダイヤモンドは、「脇ダイヤ」とか「くずダイヤ」なんて、(ちょっと…)悲しい言い方をしたりしますが、ちゃーんと!れっきとしたダイヤモンドです。
『0.1ct以下のダイヤモンドはメレダイヤ』
何度もブログで書いているので恐縮ですが、メレは仏語が由来の小粒石のことです。脇に使ってあるメレダイヤも、ちゃんと『ダイヤモンド』です。
では、これらのダイヤモンドは使ったほうが良いのか? それとも、他に良い方法があるのでしょうか?
②そのダイヤの活用法
例えば、シバタでは0.1ct程のダイヤが2粒あれば『シンプルなピアス』をお作りすることをオススメしたりします。
こんな感じですね。ダイヤモンドのピアスは、小さくても存在感あります。プレゼントにしても良いですね。
あるいは『一列に並んだペンダント』をお作りしたり。
こちらは、指輪の両脇についているダイヤが2個余りました。お客様のご依頼で、同じ重さ・品質のダイヤモンドを探して、3粒の縦一列のペンダントに仕立てました。
こうすることで、小さな脇役が主役になります(^_^)
それと、例えばルビーとかの色石がある場合は
専用のケースを使って、ペンダントをお作りするのもオススメです。とても可愛いペンダントが作れます。写真だとわかりにくいかな?シバタの店頭に見本がありますから、よろしければ見に来てくださいね。
③それ以外の活用法
枠から外した石をお返しする場合は、このようにしてご返却させて頂きます。
次のリフォームにも使いやすいように、ケースにお入れします。
↓下の写真は、以前に枠の地金だけをお買い取りさせて頂きました。その時、メレダイヤをケースに入れてご返却したのですが、少し経ってから、そのダイヤを使ってお仕立ていただいたブリッジペンダントです。
ただ…小さいメレダイヤや四角のテーパーダイヤモンドをリフォームに使おうとすると、デザインに制約ができてしまったり、そのために手作りで製作することになり、工賃が高くなってしまうことがあります。なので外さないほうが良い場合もございます。
「えぇ?それは、もったいないし」
大丈夫です。シバタでは旧枠の地金と一緒に、このメレダイヤのお買い取りもさせて頂きます。
こうしてリフォームのことを書いていたら…自分でやったことも、もちろん実際に見たことさえありませんが、猪やマグロの解体が頭にちらつきました。刺身やジビエになり、毛皮を剥ぎ、全ての部位を無駄なく使う。。。ジュエリーのリフォームも、それに通じるものがあるなぁなんて感じてしまいました。
枠に付いている小さなダイヤモンドですが、語りだしたら尽きません。お付き合いくださり、ありがとうございます。羽島市で宝石屋を営むシバタが書かせ頂きました。もし、ジュエリーのリフォームや何か困っていらっしゃる事がありましたら、いつでもお気軽にご相談くださいね。