汗ばむ季節にジュエリーで気を付けていただきたいこと
梅雨入りでムシムシしてきましたね。。。(;´Д`)
雨に濡れた紫陽花は風流なものですが、何と言っても健康一番!!体調管理をキチンとしていきたいものですね。
そこで!
少々とってつけたような。。。感じで恐縮なんですが、本日は『蒸し暑い季節にジュエリー的に気をつけること』をシバタの目線的で書いていこうかなと思います。
実は今月に入って、指輪が抜けなくなった。。。このようなご来店がお二方ありました。
気温が高くなると、人間の体は血管が広がります。プラス、湿度も高いので指の中の水分が蒸発しにくくなり、いわゆる「むくんだ」状態になります。(反対に気温が低くなると、血管は縮小しやすくなります。ただ指が冷え過ぎて血行が悪くなると、逆にむくむ場合もあります)
ご結婚指輪のように毎日お着けになっている指輪だと、サイズが合わなくなっている状態でも気が付かずに嵌め続けていらっしゃる方が多くみえるようです。例えば、急に検査を受けることになったので指輪を取ることになった。少し前までは指輪は抜けたのに、今日は何をどうしても何とも指輪が抜けない。。。暑くなると、このような状況が多くなります。
このような時は、リングカッターで指輪を切らせていただきます。もちろん大切な指輪の修復も可能ですので、「えぇぇ、切ってしまうの。。。」と悲観されずに、どうぞご安心してくださいね。何よりも、ちょっとヤバいかなという感覚がありましたら早めに指輪のサイズのお直しをしてください。
額から首筋に流れる汗。。。。
日本の夏は、ちょっと動いただけでも、いえいえ動かなくても汗が流れるほど過酷な暑さになりました(*_*;
夏になると皮膚が赤くなったり、痒くなる。特にネックレスを着けた後は首回りが赤くなり、ハンパなく痒い。。。人によっては、それが指輪であったりピアスの場合もあるかもしれません。このように金属に触れた部分だけが、このような状態になる。金属によるアレルギー性接触皮膚炎と言われています。夏は汗をかくことでお着けになった金属からほんの微量の金属イオンが溶け出し、体内のたんぱく質と結合したものがアレルゲンとなります。それが皮膚炎を引き起こしやすくします。あのユーミンこと松任谷由実さんは「汗は美容液」なんておっしゃってましたし、大坂なおみ選手のテニスのプレー中のネックレスも素敵です。大切な方からのプレゼントであれば、肌身離さず着けていたいですよね。流れる汗に輝くダイヤのペンダント、なんかキラキラ感がより増したようで私自身は大好きな光景です。
ただ、やはり赤みがでてきたり痒みがあれば、ご使用はお控えになるほうがよろしいかと思います。
シバタ自身も、汗の季節は金属のネックレスを着けると真っ赤になって痒みに数年間苦しんでおります。ですが、鎖をきれいな状態にしておく・ネックレスを着けっぱなしにしない・皮膚を清潔に。ちょっとメンドーでもありますが、そこは宝石屋の女房。。。今年はネックレスをたまに着けても大丈夫な感じになりました。
(赤くなる原因は他に原因があるかもしれません。やはり気になる方は専門医に診てもらうことをお勧めします)
K18やプラチナ素材は汗にも強く変質もしません。
「汗で退色したり、変色しませんか?」
このようなご質問をいただきますが、まったく心配は要りません。どうぞガンガン着けて、夏の太陽と同じくらいジュエリーを輝かせてくださいね。
ただ、汗や油でジュエリーは汚れます。これからの季節は、どうぞ遠慮なくジュエリーのクリーニングにお立ち寄りくださいませ。「シバタで買ったのじゃないから。。。」なんて遠慮は不要ですよん。いつもピカピカで、なおかつ清潔な状態で着けていただく。夏に関係なく、ジュエリーには大切なことだと思います。