暖かくなってきたら、指輪で少し気をつけていただきたいこと
今日も暖かくなりましたね。やっと春を実感します。
そして、こんな陽気になると嵌めていらっしゃる指輪で気をつけていただきたいことがあります。
「あなたの指輪、ちゃんと抜けますか?」
ずーっと肌身離さず着けていらっしゃる指輪。とくにご結婚指輪とかは、嵌めっぱなしにされていらっしゃる方が多いかと思います。もちろんご結婚指輪は、そんな存在の指輪です。もう体の一部のようになって嵌めているかいないかの意識さえない。宝石屋としては指輪をそうやって嵌めていただけることは、やはり嬉しい限りと思うこともあります。でも!たまにはご自身の指輪が抜けるかをお確かめください。ご自身が気が付かないうちに抜けなくなってしまっていることがあります。
それに気が付くのが、
「病院で検査をするので貴金属類は全て外してほしいと言われたんですが、指輪が抜けなくなっていた」
シバタに抜けなくなった指輪を切ってほしいと仰るお客様の理由で多い話です。
でも、これからの季節になって
「冬の間は何とか抜けたのです。でも数日前から急に抜けなくなってしまって」
気温が上がると指が少し浮腫んだ感じになります。この前までは何とか抜けたはずなのに、いきなり抜けなくなってしまった。石鹸を付けたりして焦って抜こうとされたのか、指が真っ赤になってしまっている状態で切りにいらっしゃる場合があります。
大切な指輪を切ることには、やはり躊躇いもあるかと思います。ですが、にっちもさっちもいかなくなった抜けない指輪を嵌め続けることは絶対に止めてください。出来るだけ早めに指輪を切ってもらってください。切った指輪は、例えばPt900とか850、K18などの素材であればサイズ直しも可能です。
話が相反しますが、指輪を失くされる原因に
●指輪を外して、とりあえず、、、その辺りに置いておいた。でも指輪のことを忘れてしまい、しばらくして気が付いた頃には失くなっていた
●外した指輪を失くすといけないとティッシュに包んだ。でも、うっかりゴミと間違えて捨ててしまった
指輪を外したがために失くされてしまうことがあります。
少し乱暴な言い方ではありますが、大切な指輪を失くされないためには外さないでいること。。。でもあります。
だからこそ!たまには、ご自分の指輪が抜けるかどうかのチェックをなさってみてくださいね。