ミル打ち仕上げのダイヤモンドの指輪

石の周りの地金に細かな粒を打ち付けていく宝飾の技法を『ミル打ち』と呼んでいます。
ミル打ちのミルはラテン語のミルグレインのことで千の粒という意味があります。そんなことから永遠・長寿・幸福が続く・子孫繁栄。そんな言い伝えを持ち、ご結婚やご婚約の指輪にも縁起が良いからと使われてきました。

ダイヤモンドの周りにミル打ちを施した、とても美しく・華やかな指輪のご注文をいただきました。

ダイヤモンドと細かなミルの粒が光を反射します。その様子が、あまりにキレイなので動画に撮りました。

特別なライトは使わず、シバタの店内の照明だけですが圧巻の輝きです。

またミル打ちの技法はアンティークのジュエリーにも見受けれます。なのでミル打ちのジュエリーからはクラシカルで上品な印象を感じる方も多いかと思います。でもミル打ちは、そのような見た目だけではなく、地金の面のフラットな部分が少なくなるのでジュエリーに付いたキズが目立ちにくい。また、ややもすればノッペリな地金の部分を立体的にみせる。そのようなメリットも併せ持っています。

こちらの指輪をご注文いただきましたお客様は、今年は人生の節目の年をお迎えになります。その大切な記念にシバタにご注文をいただきましたこと、心より感謝を申し上げます。お客様とご家族様に、ミル打ちの持つ『長寿・永遠・幸福』が訪れますことを心より祈っております。