
指輪をシンプルなデザインにリフォームいたしました
お石の周りをプラチナの素材でグルリとまぁるく囲んだデザインの指輪です。
このような石の留め方をフクリン(覆輪)留めと言います。
こちらはリフォームのご相談をいただき、お作りした指輪です。お客様とシバタにある指輪などをご覧いただきながらデザインを決めていただきました。
指輪のビフォー・アフターの様子です。
お石の形に合わせて、宝石の周囲を地金で囲むフクリン留め。その一番のメリットは、やはり嵌めている時に引っ掛かりがないので日常的に使いやすい。また囲んであるので、お石を傷つける心配が少ないことです。
特に!フクリン留めは、
ご相談をいただいた指輪にセットされていたカボションカットのお石との相性が、とっても良いのです。石の表面が丸くカットされているカボションカットは見る角度で石の表情が変わっていきます。シンプルだからこそ、より宝石の醍醐味を引き立ててくれる枠だと思います。
(キャッツアイやオパールのフクリン留めの指輪です)
今回リフォームを承った指輪は、お客様のお母様から譲られたと話してくださいました。今度はお嬢様の指で神秘的なお色目の濃淡を味わっていただければな、そう願っております。誠にありがとうございました。