着物を着た時のジュエリーは、どうすれば良いの?
着物を着た時には、どんなジュエリーが相応しいのか?
先日の茶会で珍しく着物を着たシバタは、ふと着物の時に着けるジュエリーの決まり事ってあるのかなと思いました。もちろん、お茶会ではお洋服でもお道具などを傷つけないようにペンダントや指輪はご法度です。ではオメデタイご結婚式とか、観劇の時などのお出かけの時などに着物を着たら、そのような時のジュエリーは何を着けるのか。また着け方のマナーとかがあるのでしょうか。
ずいぶん前のことですが、お子様のご結婚式に参列されるお客様が
「留め袖を着るんだけどピアスはダメだよね?」
そんなご相談をいただいことがありました。その時はネットでググるという時代ではなく、仲良しの宝石のメーカーさん(やや年配の方)に電話をかけて教えてもらいました。
「留め袖にピアスは、揺れないデザインでアコヤ真珠とかなら大丈夫ですよ」
そう答えを貰った記憶があります。
今はスマホで簡単に答えを出してくれる時代なので、あえて私が書くこともありません。でも、ちょっとググってみて私が思ったことなどをブログに書きました。
和装の時のジュエリーの着け方には、着物の種類によって着けるマナーが違ってきます。
〇フォーマルな着物 黒留袖・振袖・訪問着などの時は基本はジュエリーは控えめにする
指輪などは結婚指輪のような爪のない平たいデザイン(着物の生地を傷つけないために)ならOK。華美なもの大ぶりなものは避けた方が無難だそうです。お耳のジュエリーも揺れるデザインは、お目出度い席では不安定さをイメージさせるのでNG。素材は真珠や珊瑚、鼈甲などを使った小振りで上品なものが良い。
そんなことが書かれていましたが、私自身は親戚の結婚式の時に黒留に爪で留めた真珠の指輪を嵌めました。お客様のなかにはご婚約指輪であるダイヤモンドの指輪、あるいはエメラルドを着けた。そんなお話もお聞きします。指輪に関しては爪で留めてあっても、華美なものでも(だってオメデタイ時ですもの)良いんじゃないかと私は思います。大切なのは、着物の格と指輪が釣り合っているかどうかかな。
(もし指輪の爪で大切な着物を傷つけたらどうしようと思われましたら、指輪の状態をチェックしますのでお気軽にお申し付けくださいね)
〇カジュアルな着物 小紋・紬・浴衣などは着物とのバランスを見ながら自由に着けてOK
ピアス・イヤリング・指輪などで個性的に着物を楽しむ。
そう書いてありました。比較的、自由にジュエリーを着けてもマナー違反にはならいようですね。
ダイヤでも、こんな感じなら引っ掛かりの心配はないと思います。

真珠の指輪はフォーマルでもカジュアルでも和装にピッタリ!
また、
フォーマル・カジュアルに限らず、首元のジュエリーはいくら小さくてもNG。着物の襟元は半襟や伊達襟で華やかにするのが基本なので大切なペンダントでも外しましょう。それと腕時計は袖口から見えないように付ける。フォーマルな場面では時間を気にしているという印象を与えるので避けるのが原則だそうです。着けるとしたら細身で目立たないデザインで。
最近では特別な場面でしか着ることがなくなった着物。だから、あくまでも主役は着物なので着物を引き立てるようにジュエリーを着けるのが良いとも書いてありました。なるほどなぁ~と改めて思います。シバタは着物は初心者なので、次に着物を楽しむ時はマナーに合わせたジュエリーを選びたいです。
(でも次に着物を着ることがあるのかな・・・着物を畳むのも苦手だったシバタ。まだ片付けが終わりません。たまには着物と思うのは百年早いのかもしれません)