ダイヤモンドのリフォーム ご婚約指輪をペンダントに作り替えました
先日のブログにも書きましたが、ダイヤモンドは掘れば掘っただけ湧いてくる訳ではありません。新しいダイヤモンド鉱山が見つからない限り、その生産量は減少していくことになります。
ただ。。。以前から
『日本のタンスはダイヤモンド鉱山だ』と言われています。
「結納で、ダイヤモンドの指輪を貰ったけど、嵌めずに仕舞い込んまま。。。」そう仰る方が、未だになんと多いことでしょうか。タンスの中から良質なダイヤが出てくる。。。ホントにその通りだなぁと実感します。
「持ち物の整理をしたの。数回しか嵌めていない婚約指輪。。。何だかもったいないから嵌めずにしまっておいたんだけど、着けない方がもったいないよね。だから着けられるようにしようと思って!!」
「せっかくのダイヤの指輪、嵌めようと思うけどデザインが古くて。着けられるようにしたいんだけど」
スティホームの期間に持ち物の整理をされた方が多くいらっしゃるのか、こんなご相談を昨年から多くいただいております。
そこで!!
これまでも何度もブログでも書いてきましたが、今一度、ダイヤモンドのリフォームの実例を少しご紹介していこうとかなぁと思います。
本日は『指輪からペンダントへリフォーム』の一例です。
スッキリとシンプルに作り替えたい。そんなご希望をお聞きしました。このダイヤモンドの醍醐味を味わえるような、そんな留め方で作り替えをいたしました。一点留めと呼んでいる留め方です。
「ダイヤがむき出しだと、ダイヤが外れることがありませんか?」と、ご質問をいただきますが絶対に大丈夫です。ガッシリと正面からと裏側から抑えてあります。
チェーンを通す管(バチカン)が無いので、垢ぬけたデザイン。。。いやいやカッコよく言うと、どこから見てもスタイリッシュなフォルムです。
スッキリと、なおかつ、ダイヤモンドの美しさ・輝き・華やかさを際立たせるペンダントになりました。
またダイヤモンドを外した枠は、シバタでお買取りをさせていただきました。
「指輪はあまり嵌めません」
職場の決まりであったり、家事をする時の衛生面であったり。シバタにご来店いただくお客様にもそう仰る方が多くいらっしゃいます。
「だけど、せっかく作り替えるのであれば常に着けていたいよね」
あぁぁ、嬉しいお言葉です。太古のっていうよりも、もっともっと以前に生まれたダイヤモンド。お手元にあるダイヤは数億年の歴史を持っています。だから貴女のお手元にあるダイヤはしまい込まないで、今のご自身が着けやすいようにして、いっぱい着けてあげてほしいのです。偶然が重なって鉱山から地上に出て、またタンスの鉱山に埋没。。。ちょっと切ないなぁとシバタは思ってしまいます。
ダイヤモンドのリフォームのご相談をいただく時は「婚約指輪として貰ったんだけど」というお言葉から始まることがほとんどです。ご夫婦の節目の記念のお品ですよね。そのまま手のひらで慈しむのも素敵だなぁとも思います。ですがダイヤモンドが貴女の相棒のような存在になればな。いつもシバタはそう願っています。