お念珠の糸替え・房替えを承ります
お彼岸が明けたからでしょうか。
「糸が切れてしまった」「房が黄ばんできたような」お念珠の修理やお房替えのご依頼が続きました。
お念珠が切れた。。。。。( ゚Д゚) 何か不吉なことが起きるんじゃないか。縁起でもないよね。私世代の方以上なら、そんな言い伝えを聞いたことがおありかと思いますが、それは迷信ですね。糸が切れるのは、単に糸の劣化です。それ以上に切れる程、たくさん使われた証なのかもしれませんね。(何事もポジティブシンキングしましょう!)切れて珠が散らばってしまい、珠の数が足りないという時も同じような珠を探して通し直します。ただ、ご葬儀の最中に切れてしまう。これは大変です。お早めのメンテナスをおすすいたします。お気軽にご相談くださいませ。
また房の交換も可能です。正絹の白いお房は、どうしても黄ばんできますね。
ちょっと話がそれますが、東海地方はしきたりにヤカマシイ土地柄。今では家族葬がほとんどになりましたが、手抜かり??のないようにしておくのに越したことはありません。ご葬儀に使うお念珠は「本連の白珠・白房」が一番無難でよろしいのではないかと思います。
さて。。。念珠のことを書いていたら、読み終えたばかりの本をご紹介したくなりました。
酒井順子さんの家族終了
跡取りのこと・お仏壇や墓じまいのこと。日本のデリケートな問題にズバリと踏み込んでいます。私自身が一人っ子で、まさに自分の実家が終了したせいか、ほとんど読んでいる酒井さんの本で一番身に染みる内容。。。でした。コロナ化で葬儀や法要のやり方がどんどんシンプルになり、お墓やお仏壇を持たない選択も増えてきているようです。形式は時代と共に変わっていきますが、供養する気持ちだけは変わらずに持っていたいものですね。