ジュエリーの役割
今年もシバタをお引き立て頂きまして、誠にありがとうございました。
この一年を振り返って、
ジュエリーのお困りごと、例えば
〇ネックレスが切れてしまったとか
〇指輪のリフォームやサイズのお直しとか
〇引き出しの中の金色のネックレスは本物なのかしらとか
〇お念珠の組み直しとか
そんなご相談をたくさんいただきました。伺うお困りごとは、お一人お一人のその時の環境やジュエリーの状態によっても様々なんだなぁということを感じます。またその時にジュエリーの困りごとを通して色んなお話を伺いました。その一つ一つにもたくさんのご自身の想いがある。それを改めて思いました。
以前、大きな災害を体験なさったお客様が
「もし、ここで死んでしまった時に私を証明できるもの。私を残せるものの一つがジュエリーなんだと思ったんです。だから大切に着けていたいんです」
そんなことを仰いました。
常日頃、私はジュエリーは日々の日常を明るく元気にしてくれるもの。ご自身の相棒のように寄り添ってくれるもの。それがジュエリーの役割であってほしいとブログ等で書いてきました。でも、このお話は私が考えもしなかったことでした。ジュエリーを身に着けることに何か意味が必要なのかとか。そもそもジュエリーは空腹の足しにもならないし、無くても生活には困らない不要なものとか。ジュエリーや宝石などは、そのような捉え方をされがちです。でも、『なくてはならない大切なものである』それをお客様から改めて教えていただいたと思います。忘れずにいたい。。。そう思い、今年の仕事納めのブログに書かせていただきました。
寒い年末年始になりそうですね。どうぞお体気を付けて良いお年をお迎えください。