無調色アコヤ真珠のペンダント
ちょうど4年前の9月に、愛媛県宇和島のアコヤ真珠『無調色真珠』のご紹介を初めてシバタで行いました。
その時、真珠のジュエリーだけでなく、宇和島の海で養殖されたアコヤ貝もシバタに運んできてもらいました。そしてお客様に、アコヤ貝から真珠を採り出す過程を実際に体験してもらいました。
水槽に入っているアコヤ貝を、お客様に1つ選んでもらいます。宇和島の真珠作りの名人が、選んだ貝を開け、中から真珠を取り出してくれました。
アコヤ貝が思っていたより大きかったこと。そして貝の中は牡蠣のようであったこと。そこから取り出された真珠が、めちゃめちゃキレイだったこと。とても印象に残りました。
私自身が、貝を開けて珠を取り出すのを見るのは初めてでした。仕事も忘れて…お客様とワクワクしながら珠が出るのをずっーと見ていました。真珠の誕生に立ち会えたようで、とても楽しいひとときでした。取り出した真珠は、お客様がそのままお持ち帰りになったり、すぐにペンダントに加工したり。皆様が思い思いに貝開けを楽しんで頂いたご様子で、本当に楽しいイベントでした。
先日、このイベントに参加していただいたお客様が来店されました。その時に取り出した無調色真珠で、せっかくだからとペンダントをお作り頂きました。久しぶりに見たペンダントが、あまりにキレイだったのでお願いして写真を撮らせて頂きました。青くみどり色のシャープな輝き…まさに無調色真珠の美しさだなぁと思います。
最近、宇和島(伊勢志摩や長崎の養殖場でも)のアコヤ貝が病気で大量死と報道されました。
「シバタさんのイベントが終わったら、早く宇和島に帰って船に乗って養殖場に出たい。アコヤは可愛いです」
宇和島から来たくれた養殖業者さんが、そんなことを仰ったのを思い出しました。アコヤ貝の真珠を養殖するということは、アコヤ貝に核入れして海に沈めておく…だけではなく!海水温によって場所を変えたりと、まさに真綿でくるむように手塩に掛けて育てていきます。早く原因がわかって、解決することを願います。