10月の誕生石 オパールの巻
オパールは、一つの石の中にいろんな色を持っています。そのためか『自由を象徴する石』とか、シェイクスピアの十二夜のなかでは『移り気の石』として書かれたりしています。見る角度によって、いろんな色が出ることを『遊色効果』と言いますが、『自由自在にキラキラとしてる石』 そんなイメージがあるようです。オパールの産地であるオーストラリアのアボリジニには、『地上に虹が落ちてきて産まれた石』という素敵な伝説もあります。
採れる場所によって、色目の特徴があります。写真の指輪は、最もポピュラーなお色目でエチオピア産です。オーストラリアならブラック系、メキシコはオレンジ系をよくご覧になるのではないでしょうか。
オパールは、日本人好みのお石のようでもあります。シバタでは、ダイヤモンドの次にリフォームのご依頼をいただくのがオパールです。「母のタンスの中にあった…」ほとんどのお客様がそうおっしゃいます。
半透明で控えめな輝き!角度によって色が変わってくる!
『ずっと見ていても飽きることのないオパールを堪能していた』
あくまでも…わたしの独りよがりな考えですが!! オパールの指輪を見ながら、そんな気持ちに浸っていたのではないかしら。。。シェイクスピアの浮気心と正反対!!大和撫子たちはこの宝石を、大切に大切に愛でていたんだろうなぁと思います。