正倉院
ずっーと!行きたかった正倉院展。今年、やっと念願がかないました(#^.^#)
そして今夜のNHKの番組で、この正倉院の特集が組まれました。なるほど…この宝物は国家の威信を賭けた大プロジェクト。そして日本の『ものつくりの原点』がここから始まったんだなぁと。実物を見たことも手伝って、番組に見入ってしまいました。
螺鈿の美しさや精密さ・宝冠の宝石の組み方や研磨。展示してあるガラスケースの中からも、その素晴らしさが伝わってきました。3Dキャドはもちろん、電灯もルーペも無い時代にどうやって制作したのか?当時の職人達のモチベーションは何だったろうか? 改めてそんなことを考えます。実際の展示物は1300年前の物と信じられないほど保存状態が良いことにも、私はとっても驚いたのですが今夜の番組の中で「正倉院の宝物は、土の中に埋もれたことがない!」この説明を聞いて、それを納得しました。そして何よりも、そこから天皇家とそれを長く維持してきた歴史のパワーを感じてしまいました。
今年は皇室をテレビで拝見する機会が多いので、ついつい皇后陛下や妃殿下方のティアラやお召し物の素晴らしさに目を奪われます。ですが!!奈良時代に宝物を見た人達は、きっと今の時代よりも何十倍ものインパクトがあったのではないでしょうか。人の手で作られた物であるけど、そこに神の力を感じたとしても決して不思議ではないよなぁとも思ってしまいます。NHK特集を見たら、今度は東京の正倉院展にも行きたくなりました。