ハニーカムの指輪
昨日のポカポカな日とは、うって変わってシトシト雨の寒い金曜日になりました。こんな日は、なんとなくメランコリックな気分のシバタです。だからと言う訳ではありませんが…本日はシバタにある商品ではないのですが、私が長い間ずっと憧れている指輪をご紹介しようかなぁと思います。
蜂の巣のことを英語でハニーカムと言いますが、そんな蜂の巣のような形状で作られた指輪です。ハニーカムの指輪って、私達は呼んでいます。
ダイヤモンドがあしらわれていますが、キラッキラって感じは控えめです。ですが、このハニーカムの細工は全てが手作業です。細くした地金を溶接していくのではなく、一つ一つの穴を金属をくり抜いて作っていきます。気の遠くなる細かな作業を根気よく続けていく。まるで職人さんの息遣いまでもが感じらるような、とても繊細で精巧な作業を重ねたジュエリーです。作り手のパワーと愛情を感じるものに、私はとっても惹かれます。だから、いつか自分の婚約指輪のダイヤモンドを使って、このハニーカムで指輪を作りたいなぁ。実はもう十年以上、ずっと憧れております。ただ、こうした技術を持つ職人さんも少なくなってきました。
少し前に懇意にしている職人さんが「ハニーカムの指輪だよ」って見せてくれました。せっかくなんで…お願いして写真を撮らせて貰いました😅(年をとった指でお許しを。。)
写真にはありませんが、指輪だけでなくペンダントやイヤリングでもお作りは可能ですが、職人さんの高齢化で作り手がいなくなってきたそうです。せっかくの技術!メイドインジャパンの底力を無くしたくないなぁと、しみじみと思います。