オパールのリフォームのご紹介です。指輪とペンダントに可愛く変身しました
先々週でしたでしょうか。マツコ・デラックスさんの人気番組『マツコの知らない世界』
またまた宝石の特集でしたね。ご覧になった方もいらっしゃるかと思います。シバタも録画しながら、しっかりと見ていました。
番組のなかで「1980年代の日本でオパールが人気だった」話が出ました。
よくオパールのジュエリーのリフォームをご相談をいただく時に「おばあちゃんの鏡台にあった」とか「母親から貰った」そんな言葉がお客様から必ず枕詞のように出ますが、オパールにはそんな昭和の高度成長期の背景があります。番組内でも言ってたように、「そうしたオパールは大切にしてほしい」
もちろん、私も同じように思います。本日は、そのオパールのリフォームのご紹介をさせていただきます
ご家族から譲られたオパールの指輪を、可愛らしい印象の指輪にリフォームしました。
お客様のご希望は「18金で枠ですっきりとした感じに」
ご自身のイメージされたジュエリーの画像をラインで送っていただき、デザインを決めていきました。
石を地金で取り囲むように留めることを『ベゼルセッティング』と言います。お持ちいただいた指輪は爪で留めてありましたが、この留め方だと引っかかることもなく、なおかつ若々しくスッキリとした印象に仕上がります。コロンとして可愛らしく、モダンな指輪に変身しました。
続いては、指輪からペンダントへのリフォームです。
もともとの指輪の枠も決して古い印象はなかったのですが、お客様のご希望でペンダントに変身させました。
流行に左右されることのない、シンプルなペンダントになりました。例えば、真珠のネックレスと重ね着けされても素敵だなぁと思います。
また、このペンダントのリフォームは指輪の台座をそのまま使用して、ネックレスを通すバチカンを付けました。まるで新しいペンダントの枠にオパールを嵌めこんだようです。職人さんの丁寧な作業が伝わってきます。石を外した指輪の枠はシバタで買い取りました。リフォームのお代金はお買い取りしたご金額とほぼ同じになりました。
昭和・平成・令和・・・・そして次へ。宝石って贅沢品というイメージばかりが先行するようですが、ご家族の想いをこうして繋いでいく。そんな役割もあると思うのです。もちろん、そう思うのは自分が宝石屋であるからなんでしょうが、、、そうした意味を言葉にしてお伝えしたいとシバタは思います。