
魅惑の輝き、スフェーンの指輪のご紹介です
今、シバタに新しいジュエリーが入ってきています。本日はその一つ、スフェーンの指輪のご紹介です。
『スフェーン』聞き慣れない方もいらっしゃるかもしれません。石の歴史としては、まだニューフェイス的な存在ですが、珍しい特徴を持つ石です。まずは、その最大の特徴である『きらめき』をご覧くださいね。
(音が消せませんでした。社長の声が入ってますのでお気を付けください)
スフェーンは結晶がくさびの形をしているところから、ギリシャ語のくさびを表わす言葉「スフェサス」から名前が付きました。チタンを含んでいるので、鉱物名をチタナイトと言います。主な産地はマダガスカルやブラジルです。
ダイヤモンドと同様の屈折率を持つスフェーンは、入ってきた光を分散させる特徴を持っています。
ちょっとここからは、少しだけ理科的なお話です。。。
太陽光や電灯の光からは色を見ることはありませんが、プリズムを通して白い紙の上にうつしてみると赤から紫までの色が表れます。色がないと思っていた光は、実はいろんな色が集まっています。特別な道具を使って写真に撮ると、太陽光なら赤・黄・緑・青・紫と切れ目なく色がついた写真が撮れます。このプリズムによって作られた色の帯をスペクトルと言います。そして宝石学的に、これを「ファイヤ」と呼んでいます。
ダイヤモンドの美しさは、「虹色に分散する光」「強い輝き」「きらめき」の程よいバランスで成り立っています。太陽光や電灯のもとでダイヤは、赤・黄・緑・青の光を放ちます。(一度、ダイヤをお日様のしたで眺めてみてくださいね)この光がファイヤです。スフェーンは入ってきた光を分散させる力がダイヤモンドより強いので、より強いファイヤを発します。また見る角度で色が変わる多色性も兼ね添えているので、強く多様な輝きを発する石として人気が出ました。ただスフェーンは割れやすい性質も持っています。大粒の結晶として採掘されることは稀です。宝飾用としてのスフェーンが希少なのはそのためです。
ダイヤモンド以上の光沢と多色性。スフェーンは、ずぅーっと手元で見つめていたい宝石です。
朝の連続テレビ小説「カムカムエブリデイ」ではありませんが、真実は闇の中に。。。???周りの照明を落としても撮影してみました。(こちらも余計な音入り。。。ごめんなさい)
Pt950 片方の脇に一粒ダイヤモンドが入ったアシメトリなデザインです。