お念珠のお房のお取替えや糸替えを承ります
けっこうな雨降りのお彼岸の中日になってしまいましたね。前回の台風から朝晩は一気に気温も下がってきました。まさに季節の変わり目。。。くれぐれもご自愛くださいますように。
さてお彼岸と言えばお墓参りですが、お墓参りに欠かせないのがお念珠です。どんどん冠婚葬祭が簡略化しているとは言え、東海地方はやはり仏事に関しては従来の形式を守っている土地柄。お念珠をお使いになる機会も多いかと思いますし、お一人で何本ものお念珠をお持ちの方も珍しくありませんよね。探せば、お仏壇の中には使っていない念珠がまだまだ入ってる。車の中にも念珠をお守り代わりに入れてある。そんなお話もよく伺います。念珠が日常の生活のなかに当たり前にあるからこそかもしれませんが、、、
なかなか気付きにくいのが、お念珠のお房の黄ばみです
長年お使いになっていると正絹のお房は黄ばんできます。この写真のように並べて比べると一目瞭然ですが、実際は意外と気付きにくいものです。先に申し上げたように東海地方は、仏事ごとをおろそかにしない、ある意味「口やかましいところ」。よってお持ちのお念珠や嫁がれる娘さんに用意される本連念珠は『白い珠で白いお房』の方がほとんどです。長年お使いになっていれば、正絹は知らず知らずのうちに黄ばんでくるのは仕方のないこと。そのままお使いになっても差し障りはありません。ただ珠を通している糸も弱ってきます。「葬式の最中に念珠が切れてまってなぁ。嫌な予感がするぅぅ」というお話をお聞きしますが、これは不吉な前兆でも何でもなく。。。経年劣化で糸が弱っていたからにすぎません。ですが念珠が切れたりすれば、やっぱりザワザワした気持ちにもなるのが人情( ;∀;) そう言えば、お嫁に持たせてもらったきりで念珠を長い間使ってるなぁ。私の念珠は大丈夫かしら。そう思われましたら、お早めにメンテナスなさってくださいね。
いざという時に慌てないためにも、作法にかなった・きちんとしたお念珠を持っていただきたいとシバタは思います。