「中近両用レンズのメガネを作ってみました」 そのご報告です
『中近両用レンズのメガネを作ってみました』
このブログを書いたのは9月19日のことでした。一部抜粋して再掲載させていただきます。
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実はシバタは「遠近両用レンズのメガネを掛けられません」
メガネ屋の女房が、こんなことを申し上げても良いものかとも思いました。これまで2本ほど遠近両用のメガネを作ったのですが、どうしても慣れることなくお蔵入りしました。
ちなみに私の視力は遠くが見えない、いわゆる近眼です。学生時代から、視力検査の一番上の輪っかが辛うじて見えるレベルでした。
50代に入ると相変わらず遠くは見えないのですが、新聞の細かな文字やスマホの画面を見る時。また文字を書く時など。近くを見る時にメガネを掛けたままだと、とても見にくく感じるようになりました。ですがメガネを外せば手元はクリアに見える。なので近くを見る時は、メガネをおでこの上にカチューシャのように載せたりしておりました。
そんなことをしていたら
流石はメガネ屋、店主が私の視力に合わせて遠近両用メガネを作ってくれました。
「君のような視力は遠近両用レンズは慣れやすいはず!良いレンズだし、きっと快適に使える!」
そう言われたのですが、私の視線の使い方が下手なのか。遠近はクラリとする感じがあるという先入観がそうさせるのか。頭がクラクラするようで30分と掛けていられません。
結局は、これまで通りで
〇遠く用に合せた単焦点レンズのメガネを掛ける
〇近くを見る時はメガネを外す
はたから見れば年寄くさい動作ですが、こんな感じが私には楽に思えました。
ですが!
『遠近両用のレンズに比べると揺れや歪みが少なく、遠近に慣れられなかった方にもおススメの中近両用レンズ』
この夏、中近両用レンズのメガネをお作りくださったお客様からも
「遠近はアカンかったけど、中近は良いよ♪ 直ぐに慣れたし! シバタさんも作ってみたらぁ~」
という訳で・・・・このたび中近両用レンズのメガネをシバタも作ってみました。
このような内容でした。あれから一ヶ月ほどたちました。シバタの中近両用レンズのメガネの感想を書きます。
正直に申し上げて!
使えるようになったのは、つい最近です。
それも視線の上げ下げの仕方に慣れたという、多焦点のレンズの使い方の真っ当なセオリーに忠実に従ったという感じでもありません。ある出来事で、気が付いたら違和感なく掛けられていた。そんな感じです。初めて掛けた時は、やはりクラリィ~という感覚があり不快でした。視界がクリアになったりボヤケたりして、30分ほど掛けていると頭がクラクラしてくる。。。
「こう見えて実は神経質で、年々適応性が鈍くなっていくシバタには、遠近両用と同じく中近両用のレンズも掛けられないんだな」
そう思いかけていましたが・・・
これまで手元の作業をしながら、少し離れた場所においてあるテレビも見たい。そんな時の私は手元はメガネを外して作業をし、テレビ画面を見る時は急いでメガネを掛けていました。でも、そうだと針仕事をしていると→ホームランの瞬間を見逃してしまう。作業をしていても、やっぱりダルビッシュと大谷の勝負は見たい。
「そうだ、ダメ元で中近レンズのメガネを掛けてみよう」そう思い立ちました。
あら!?あららっ!!むっちゃラクチンです。
昨日であれば、ハサミでチョキチョキの作業をしながらクライマックスシリーズも応援する。少し離れたところのテレビを見たい時はテレビに視線を向ける。そして、メガネを掛けたまま手元の作業に戻る。クラクラすることもなく、ナチュラルに手元の作業もテレビもメガネの掛け外しなしで見ることが出来ました。夜も新聞のパズルを解きながら、踊る大捜査線の映画もチラ見する。思っていた以上に違和感なく掛けられている自分に驚きます。中近のレンズを掛けて見るという感覚よりも、仕事をしながらも楽しい情報を知りたい。そんな欲張りな気持ちが、そうさせたのかもしれません。
シバタ的な結論を申し上げると
『あまり多焦点だと意識しないで掛ける』
先ずは
『自分が夢中になったり、好きな場面で使ってみる』
これからの我が家であれば、
〇食卓のサンマの骨を気にしながらも三笘選手のゴールの瞬間も逃さないって感じ
〇スマホを見ながらも秋の連続ドラマを楽しむって感じ
ちなみに、店舗では中近は掛けられないのです。(我を忘れるほど仕事に没頭しないからかしら?)
だから、あまり説得力や信憑性はありません。また、ご自宅の食卓とテレビの距離とかでも違ってくるかと思います。でも多焦点レンズに慣れられない方に、こんなことで掛けられるようになったよと。。。それを申し上げたいシバタです。