まるでレース編みのようなブラウンダイヤモンドのペンダント
ペンダントの中央にブラウンダイヤモンドを配したペンダントです。真ん中のブラウンダイヤモンドは0.07ct ミル打ち仕上げのプラチナ850の枠の間のすべてにメレーのダイア0.57ctが使ってあります。まるでレース編みのような繊細な造りで、とても上品な輝きを放つペンダントです。
さて、ダイヤモンドの醍醐味は何と申しましても「無色透明な輝き」です。ダイヤモンドの品質を格付けする『4つのC』のひとつ、色(Color)は一番無色のDから始まり E→F→G→H→I→J→K→L→M…と続いていきます。このランクが低くなるにつれ、シャキッとしてパキッとしたように感じるクリアな透明度が鈍くなってきて、何となく黄色味を帯びたような色合いにみえます。当然、ダイヤの価値も低くなっていきます。それでは色のついたダイヤモンドは価値が低いのって思われるかもしれませんね。ですが天然のピンクや黄色、緑色などの色のダイヤモンドは希少性も高く超高価なダイアモンドです。一定の基準(発色・トーン)がハッキリ見られるダイアモンドは、ファンシーカラーダイヤモンドとして、一般の色のないダイヤ(カラーレスダイヤモンド)と分けられて品質が評価されます。
本日、ご紹介しているブラウンのダイヤモンドは、実は産出量の多いダイヤモンドです。2世紀頃のローマではリングなどにブラウンのダイヤをセットしていたそうですが、数十年前までは80%を工業用として使ってきました。ところがアメリカの某メーカーが透明度の高いブラウンダイヤモンドだけを、チョコレートダイヤモンドと名付け売り出します。そして超有名宝飾メゾンでもブラウンダイヤモンドのジュエリーを作るようになり、セレブ達が買い始めて一気に人気が出ました。日本でも20年くらい前、女性誌やテレビコマーシャル(夏木マリさんが海辺でポーズをとっているCMを覚えていらっしゃいませんか)で大人の女性のダイヤってイメージで宣伝され、浸透していきました。お酒のコニャックのような、あるいはシャンパンのような色合いが特に人気です。
シバタも大人の女性なんで。。。ちょっとペンダントを着けてみました。
ブラウンダイヤモンドは、6世紀のインドでは「野うさぎの目の色」のダイヤと呼ばれていました。カースト制で身分の区別の厳しいインド。ブラウンダイアモンドの使用が許されていたのは、カースト制で上から2番目の戦士のみでした。インドでは国や人を守り戦う戦士の証だったんですね。そんなところからでしょうか、このブラウンダイアモンドには威厳とかカリスマ性なんて宝石言葉が付けられています。。。。が、マジで!平和に楽しく宝石を楽しみたいものよのぉぉぉって切に思うシバタです。