ダイヤモンドの裏側のお話
こちらは2.118ctのダイヤモンドのペンダント
大粒なダイヤモンドのお問い合わせをいただきます。やはり、その輝きは言葉で云々というよりも体感していただきたいなぁと思います。
さて、この輝き。。。ダイヤモンドの品質と、何よりもカットの良し悪しが大きく影響します。それはダイヤの裏側も大きな関係があります。ペンダントをひっくり返してみます。
ダイヤモンドの下側の尖った部分がお分かりいただけますか。この尖った部分をキューレットと言います。
分かりやすく模型で説明すると、この先っぽです。
ジュエリーに仕立ててしまうと、なかなか普段はあまり目にすることがないかもしれませんね。ですが、このキューレットはダイヤモンドの輝きや保護にとても重要な役割をしています。キューレットはダイヤの内部の光が漏れるのを防ぐ働きをしています。キューレットがあるおかげで、ダイアの下から漏れる光の量が最小限になるのです。それと、ダイヤモンドを保護する働きもあります。このキューレットが無いと、何かの拍子にダイヤの底部に物が当たるとダイヤが欠けることもあります。
キューレットを、まだ台座にセットされていないルース(写真のような仕立ててない石)の状態の時↓
指の腹で触ってみるとツンツンとした触感です。ただのトンガリと思いがちなんですが、ダイヤの品質を示してある鑑定書には、ここの部分も詳しく表示がしてあります。鋭角で小さいほど良しなんですが、それだけでなくダイヤの全体のバランスを箇所ごとに数字で明確に表示して、総合的な評価がされます。
例えば鑑定書には、こんな感じに書いてあります↓
もちろん、ダイヤモンドの品質は4つのCで決まります。だから今日のブログは、なんだか小さなことをウザウザと書いてしまいました。。。。が、たまには。。。。あまり脚光を浴びない裏側にも注目してほしい。来週はいよいよ最終週のカムカム(アニーは安子か?!)は日なたの人生のお話ですが、(裏方人生のシバタ的には)裏側のお話も少し披露してみたくなりました。