アンティークジュエリー
日本やイギリスでは、アンティークジュエリーとは作られて100年以上のものを言います。
このアンティークジュエリーのブローチ。金の土台にパールが贅沢に使われて、真ん中には美しいサファイアがあしらわれています。
こう記すのは簡単ですが…当時は真珠の養殖技術も無く。キャスト(ジュエリーの型)も無く。サファイアも非加熱。だけど、100年以上の歳月が流れてもこのジュエリーが美しい姿のままであることに、私はとても感動します。作られた時代はジュエリーは受注生産。貴族や王族の一部の富裕層の注文を受けてから作り始めました。なので、全てが一点物。愛の告白、誕生の喜び、そんな節目に贅をつくして作ったジュエリー。きっと、それぞれのストーリーが存在するんでしょうね。このブローチ…着けていたのは貴婦人か?清楚なお嬢さんか?
そして、これだけ揃った真珠を集めるには、何人で何日を要したのか…精巧な花びらを形作る職人の技術。サファイアの留め。ジュエリーとは『美しさ・希少・耐久』であること。まさにアンティークジュエリーを見ると、それを実感致します。究極のオーダーメイドだなぁ~。
おまけ(^.^)
ここからは閲覧注意です。爬虫類が苦手な方はご遠慮くださいね
マルカジット(黄鉄鋼石のこと。これらのジュエリーが作られた時にダイヤモンドの代用品として使われた)の19世紀のブローチ。右側は、去年シバタにしばらく居候していたヤモリちゃん。似ていたので並べてみました(#^.^#)