続・オーダーでジュエリーを作ること
「イメージ通りの仕上がりになるかなぁ?」
ジュエリーをオーダーメイドでお作りになる時に、そんなことを思われる方も多いと思います。
お客様のなかには、『こんな感じの指輪は作れますか?』と、雑誌の切り抜きをご持参される方も多くいらっしゃいます。
ですが、ルースはあるけど宝石箱にしまったままだから、何か良い方法がないかしら? 作り替えたいけど、どんなデザインが良いかわからなくて。。。
そう仰る方がほとんどです。
オーダーメイドの場合は、まず最初はデザイン画を書かせて頂きます。色鉛筆で書いているだけのようですが…実は、きちんと石の大きさも金属の幅もほぼ実物大で書いていきます。(もちろん最初はザックリした感じですが。。)
正面からだけでなく、横から見た図も同様に書きます。
そこから、指輪のアームの厚みをどれくらい持たせるのか。ペンダントならバチカンの大きさはどうするのか。メレダイヤを入れるとどうなるか等々。細かくデザインを決めていきます。分かりにくい場合は、実際のジュエリーをご覧頂きながら厚みや石を留める爪のご説明をさせて頂きます。
お客様がご納得のいくまで、何度も打ち合わせを重ねていきます。お時間をその分頂きますが、本当に良いものをお作りするためのオーダーメイドの醍醐味が、そこにあると私は思います。