もうすぐ時の記念日
毎週、定休日を利用して実家の片付けに通っています。タンスの中から、老母が使っていた腕時計が数本出てきました。
下の古ぼけた腕時計は「お給料をもらって初めて買った腕時計」と、老母が常々話していたものです。御年89歳の老母。70年くらい前のものって事でしょうか。まだ私も小さかったのですが、老母が使っていた時の記憶もボンヤリ残っています。そうすると老母は20年くらい、この腕時計を使っていたことになりますね。懐かしいというよりも、まだとってあった事に驚きました。
一応、スイス製で手巻き式の14金ですが、竜頭も動かずベルトもボロボロ。他の腕時計と一緒に、不燃物のゴミ袋に入れようかと思いましたが…もう一本あった電池式の腕時計と2本だけ持って帰ってきました。
この腕時計を修理して…使えるようにするってレベルではありません。ですが、しばらくは私がこのまま持っていようかなぁ~と、娘としては思います。
時計は時を刻んで進んでいくものですが、時をさかのぼる役目もしてくれますね。