今夜のマツコの知らない世界はエメラルドの特集だそうです
さきほど、ご来店いただいたお客様から教えていただきました。今夜CBC放送で21時から「マツコの知らない世界」で『エメラルド』が特集されるそうです。ご興味がありましたらご覧になってみてくださいね。よろしければ簡単に予習など。。。(#^^#)
こちらは原石のエメラルド。こんな感じで鉱山のなかから採掘されます。
エメラルドは、石の内包物(インクルージョンと言います)が多い宝石です。肉眼では、石の中にキズがあるように見えます。これはエメラルドが地中の中で、結晶をしていく時に生じるもの。つまり天然の証になります。
エメラルドは、この内包物でどこで採掘されたかが分かります。高品質のエメラルドほど、その特徴がはっきり出ます。
エメラルドの主な産地は、南米のコロンビア・アフリカのタンザニア、ザンビアです。ザンビア産は内包物が少なく、コロンビアは内包物が多いのが特徴です。もちろん、内包物が少ない方が宝石としての価値も高くなります。ただ、インクルージョンがあるからといって決して価値のない石でもありません。コロンビアのエメラルドには『三相インクルージョン』と言われる内包物のエメラルドが採れることがあります。この三相とは、立方体の形の気体・液体・個体のこと。これはコロンビア産のみの特徴ですが、指輪から地球の神秘を感じられそうですね。またザンビア産のエメラルドは黒雲母のインクルージョンが見られます。色味も産地によって違ってきます。
今月の誕生石でもあるエメラルド、結婚55年目がエメラルド婚。クレオパトラやネロも好み、ビィーナスに捧げる宝石と呼ばれてきました。サファイヤは何色もの色を持つ鉱物ですが、エメラルドはミドリ色のみ。吸い込まれそうな緑色が魅力です。コロンビアのムゾー鉱山から採掘されたエメラルドは、宝石的にも最も価値があると言われていますが、産地だけを気にすることなくエメラルドをお選びいただければなぁと思います。
あの毒舌なマツコさんがエメラルドをどう語るのか。。。放送が楽しみですね。