このジュエリー、どうしたら良いのかしら? ③切れたネックレスの修理
「切れたネックレスを修理してもらえますか?」
最近、一番多いジュエリーの修理のお問い合わせのような気がします。
このようなお電話をいただくと、誠に恐縮ではございますが直ぐにはお答えが出来ません。
「切れたネックレス」の修理は、お電話口だけでは「出来るか・出来ないか」お答えができないのです。足をお運びいただくことになりますが、直接にご来店をいただき、まずは実際に切れたネックレスを見せてください。
その理由は大きく2つあります。
① ネックレスの素材によっては修理が出来るものと、出来ないものがあります
ネックレスの素材が何であるのか。ほとんどの鎖には何の素材でできているのか、留め金のプレートと呼んでいる金具に刻印がしてあります。例えば、写真のように『K18とかPt850』こんな感じの表記があります。先ず、ご自身の切れたネックレスが何の素材でできているのか確認なさってみてください。
K18・k14・K10
Pt900・Pt850・Pt800
K18WG・K14WG
日本で作られた鎖については、だいたいがこのような素材の表記があるかと思います。
基本的に、シバタが承れるネックレスの修理は上記の表記のある金属で作られたものになります。
ですが、それ以外のシルバーなどのネックレスも修理が出来るものもあります。どのような構造の鎖かを、実際に確認させていただいてから修理が出来るかどうかをお話いたします。
では何の素材か、明白であれば電話だけでも大丈夫だよね?そう思われるでしょうが、、、
② 鎖の切れ方によって修理の方法が違ってきます
上の2枚の写真のように、鎖が途中で切れてしまっている場合は熱をかけて修理をする『ロー付け』という作業が必要となります。鎖をお預かりしての修理になります。
また鎖が下の写真のような場合
これは切れたのではなく「留めてある小さな輪っかの口が開き、外れてしまっている状態」です。輪っかの口を締め直します。
修理の内容によって、また鎖の素材によっても修理の代金や納期が変わってきます。きちんとした修理の内容と見積もりをお伝えしたいとシバタは思っております。修理を承るネックレスを実際に拝見しないと、修理できるのか。そして、どのように修理するのかがお伝えできません。どうぞ、よろしくお願いいたします。
また、
プレートに刻印されている文字はとても小さくて読みにくく、まれにプレート部分に素材の表記のないものもあります。海外でお求めになった鎖などは金属の表記の仕方(K18は750と書いてあったりする)も違います。もし、このブログをお読みになって
「あらぁ~偽物かしらぁ」
とか
「素材がわからないと受け付けてもらえないんだぁ」
とか
「もう直らないんだぁ」
そのように思われないで、遠慮なく!先ずはネックレスをお持ちになってご来店くださいませ。