「中近両用レンズのメガネを作ってみました」 続・そのご報告です
クラクラしたりすることなく、割とナチュラルな感じで中近両用レンズのメガネを掛けられるようになってきました。そこで、もう少しだけシバタ的な感想です。
「はっ?!そんなん言われんでもラクに使っとるわ」って方もいらっしゃると思いますが、私のように掛けられない方もいらっしゃるかと思うのです。多焦点レンズというだけでなく、若い頃はメガネが不要だった。でも老眼が進んできてメガネが必要になったけど、メガネそのものに慣れない。もし、そんな方の参考になれば・・・というよりは、そんな感じかぁと。なぁ~んとなく思っていただければ嬉しいです。また、どれだけを見たいのかという感覚は、その方その方で違います。あくまでもシバタ個人的な見え方の話と思って読んでくださいね。
まず中近のレンズを便利だなと私が感じる点は
「見る対象によってメガネを掛けたり外したりしなくても良い」
「手元がクリアに見える」
この2点です。
〇料理をする時に何分間レンジでチンすればいいのか確認する時は、パッケージの裏側の細かな文字はメガネを外して読む→メガネを掛けてレンジに入れる
〇新聞を読む時はメガネを外し→テレビから気になる話題が聞こえてくるとメガネを掛ける
そんな感じでしたが、中近だとメガネの掛け外しが不要になりました。パッパッとした動作って感じです。
それと、
元々は近眼の私は、手元の物を見る時はメガネを外せば大丈夫と思ってました。でも手元が見える度数が入っていると、より近くがクリアに見えることを知りました。例えば針の穴に糸を通す作業はメガネがあった方が楽にできます。
ただ、
〇店内で、パソコンでブログを書いたり系の作業をする時
〇字をひたすら書く時
こんな場合は単焦点のレンズのメガネを掛けたほうが私的には楽にこなせます。一時間ほどを一点をひたすら見ながらこなす作業は、少し弱めの(視力表だと両眼で0.6くらいって感じでしょうか)度数のメガネが私にとっては楽です。
でも!!
そのメガネだと車の運転とかの遠くをキチンと見たい場合は困ります。なので車の運転や山登り用の時などは遠くが良く見える度数のメガネを使います。
(最近は白内障の加減か眩しさがシンドイので、晴れた日には色の濃いレンズのメガネを使ったりしております)
なんだか自分で書いているだけでも面倒くさくも思うのですが、
『見たい対象を、見る距離や時間の長さによってメガネを使い分けていく必要性が加齢によって生じた』
そう感じます。
若い頃は黒板などの遠くを見るためのメガネやコンタクトだけで事足りた。それを思い出すと、年を重ねていくことは不便なことやなぁとシミジミします。でも少しでも楽に快適にして生活していくために小道具を使う。それは、これからも続く高齢化の時代を過ごしていく一つの方法。そんなことをメガネの度数から思ったりしています。
先日の勉強会で同業の仲良しさんが
「メガネは買い替えるんじゃなくて、買い足していく。私は、そうあって欲しいの」
そんなことを教えてくれました。あぁ、本当にその通りだと私も思います。