検眼する時の「c」のマークには意味があります
昨日のブログでメガネフレームのご紹介をしましたので、本日は検眼の雑学的!?な話です。
「メガネを作りたいのですが、眼科さんの処方箋が無くても大丈夫ですか?」このようなお問い合わせをいただくことがあります。処方箋が無い場合はシバタで検眼をさせていただきます。ご安心してご来店ください。
以前に片づけをしていたら出てきました。学生時代の身体測定を思い出す検眼表です。
もちろん、今は検眼機で検査をいたしますので、このような紙の検眼表を使うことはありません。でも検眼のこの『c』のようなマーク。この『c』は、免許の更新時の時も、眼科やめがね屋で視力検査をするときも、未だに使われているお馴染みのマークですね。一部分に穴が空いた黒い輪を『ランドルト環(かん)』と言います。このランドルト環は、世界共通の視力の検査用の記号です。1888年にフランス人の眼科医ランドルト氏が考案したので、この輪を「ランドルト環」と呼びます。
シバタにある検眼機です。検眼機のなかに映る検査表も、ひらがなと、このランドルト環が使われています。100年ほど前に発案された記号が、世界中で未だに現役!! なかなかスゴいことだなぁと思います。
この輪っか、テキトーな部分が開いて、テキトーな順番に並んでいるように見えますが…
『円環全体の直径:円弧の幅:空いている部分の幅=5:1:1』になるように、きちんと決まった比率で描かれています。この開いている部分と目の中心を結んだときにできる角度で視力を測ります。テキトーに開いているだけと思いがちですが、開いている部分に意味がありました。
シバタでは検眼には30分ほどのお時間をいただきます。また遠近両用レンズや中近の見え方を試したいという方にはお試しのレンズで、もう少し時間をいただくこともあります。よろしくお願いいたします。