アンティークジュエリー その3
シードパール(芥子粒のような真珠のこと)と、ペリドットのブローチです。このブローチもアンティークジュエリーです。ですが、今の時代のものと見間違えるくらいモダンな印象です。
白い真珠は色石と相性が良いですね。赤いルビーと真珠とか、写真のような緑の石とか。すごくお洒落で可愛いです。洋服に着けたら、メリハリのあるコントラストがピリッとスパイスの役割をしてくれるのではないでしょうか。
やはりジュエリーは、着けてこそのものだと思います。宝石箱の中を覗いたり、手のひらでジュエリーの美しさを堪能される方もいらっしゃいます。それは間違いではありませんが、身に着けてジュエリーの醍醐味を味わって頂きたいと思います。
丸い形のブローチ。。。永遠の縁を意味するエタニティリングのように、このブローチも『永遠の愛』の思いを込めて作られたのかもしれません。
アンティークジュエリーを見ていると、ジュエリーひとつひとつのロマンティックな物語が浮かんできます。
ただ宝石やジュエリーには、けっこう怪奇的とでも申しましょうか…呪われた石なんていうのもございます。ホープダイヤモンドとかアントワネットの首飾りとかが、その最もたるものです。実際は脚色のついた都市伝説のようなものらしいのですが、権力争いの原因や盗難の対象になってきた。それだけ世界中を魅了してやまないってことなのかもしれません。
カリナンダイヤとか黒太子のルビーとか。曰く付きや大きい宝石には名前が付けられています。先日、夫がサザビーズで見たきた88ctのダイヤモンドには、まだ名前がついていません。おそらく落札者に因んだネーミングがされるのでしょうが、また新しい伝説が作らるかもしれませんね。