ダイヤモンドの豆知識的な…お話😅
昨日のブログで、このペンダントをご紹介した際にEカラーのダイヤを使っていると書きました。ダイヤモンドで最高とされるカラーは『Dカラー』です。色的な観点からのダイヤモンドの評価は、Dから始まり→E→F→G→H→Iと続いてゆきます。
なぜダイヤモンドはカラーのグレードを表す時に、『ABCのAからではなくて、Dから始まるのか?』ご存じですか? 何となく『あいうえおを飛ばして、かきくけこから始まる五十音順みたい』ですよね。どうでも良いことかもしれませんが…少しだけ説明させてくださいね。
ダイヤモンドのカラーのグレードは、DからZまであります。マスターストーンと呼ばれる基準となる石があって、それと比較し決められていきます。じつは20世紀の半ばまでは、今のような世界共通のダイヤモンドの基準はありませんでした。それこそ、A B Cとか、1 2 3とか。業者によって、バラバラの等級の付け方がされていたのです。ですが、アメリカの宝石学会(GIA)が生み出した基準が世界中で受け入れられていくようになります。Aから始まると、他の業者のシステムと重複するのを嫌がったGIAは、ABCではなくDからの色の順位付けを始めたのです。ダイヤモンドの頭文字がDだからって説もありますが、Dが最高位のカラーとなったのはこうした理由です。
もちろんダイヤモンドの品質は、いわゆる『4つのC』と言われる基準が絡まりあって決められます。大きさ(正解には重さ)を表すカラットCt・色の等級を示すColor・輝きの決め手のCut・透明度を示すClarity。この4つの基準値が関連しあって相場も決まります。同じ重さの1ctのダイヤモンドでも、50万円のものもあれば、200万円以上もあるのはそのためです。4つの全てのCの評価がバランス良く高ければ、価格も高くなる訳です。
もしこれからダイヤモンドをお求めになる時に、絶対に大きいのが欲しいとか、カットはハートキューに限るとか等々。つまりお求めになる方のご希望は、どんなダイヤモンドなのか。4つのCは、それを選ぶ時の大切なポイントになります。だから、カラーだけでダイヤの良し悪しを語るのはナンセンスかもしれませんね。ただ…あなたがダイヤモンドをこれからご覧になったり、お求めになる時は、こんな話をちょっとだけ思い出してみてください😊