調光レンズのご相談をいただきました
このところ、ご相談をいただくことが増えてきた『調光レンズ』
「手持ちのメガネを調光のレンズにしてみようかな。もう太陽の光が眩しくてね。外に出る時間が長かった日は、夜になると目が痛くなるの。でも、いちいちサングラスに掛け替えるの面倒だしね。掛け替えるのを忘れてしまうことも多いし」
昨日も、そんなご相談をいただきました。
調光のレンズのブログを書くたびに、この写真で説明するので恐縮ですが
(何年も前、おまけにニットのベストを着ていて暑苦しい限り)
一本のメガネが
室外ではサングラス!
室内では(色の入っていない)メガネ!になります。紫外線の量によって、自然にメガネのレンズの濃度が変わってきます。
(テレビでは肌や髪への紫外線対策のコスメなどが多く紹介されていますが、目のことも忘れてはいけないとメガネ屋は声を大にして言いたいです。紫外線は骨の形成や筋力を高めたりなどに欠かせない、決して悪い作用だけではありません。でも長時間、強い紫外線を浴びると肌だけでなく目にもダメージを与えます)
いくら室内では透明になるからと「外でも濃い色はちょっとねぇ~」と思われる方には、淡い色合いがおすすめです。下の写真は、ワタクシの調光レンズのメガネです。紫外線を浴びると、透明だったレンズが淡いブルーになります。これくらいの濃さであれば抵抗なくお使いいただけると思います。ブルーだけでなくピンクやグレーなど色もありますので、お手持ちのフレームに合わせたり、お好きな色目を選びいただけます。もちろん度数の加入もできます。
ちょっと、ここからは間違えやすいレンズのおはなしです。本日は調光レンズのことを書きましたが、サングラスのレンズには主に『調光レンズ』と『偏光レンズ』があります。よく似た名称で間違えやすいのですが、レンズの機能は違ってきます。
〇調光レンズ→室内では透明・室外ではサングラス 紫外線の量によってレンズの色が変わる。
いちいちメガネを掛け替える必要がない。でも紫外線の少ない場所では色が変わらずに眩しいことがある。
(ちょっと前までは紫外線カットのフロントガラスの車では色が変わりませんでした。ですが最近は明るさで色が変化するレンズもございます)
〇偏光レンズ→乱反射を防いでくれるレンズ 光の乱反射をカットして視界の眩しさを無くすレンズ
光の乱反射を防ぐので釣りやマリンスポーツ、車の運転におススメ。でもレンズの色が濃くなりがちで、スマホとか見にくくなる。
なので、この夏
眩しさが気になる・紫外線から目を守りたい・海水浴や山登りに行く・孫の子守を任された。
だからサングラスでも作ろうかな。そうお考えになっていらっしゃる方は、どんなシーンでお使いになるのかとかを考慮してお作りいただければと思います。例えば、釣りなどであれば川面の眩しさは偏光レンズがおススメ。お孫さんのお相手で公園や図書館にお付き合いするなら調光レンズが便利です。もちろん、お気軽にご相談くださいね。